3.05.2012

♬雨のステラ by 伊藤銀次

 雨が続きますね。前回の「雨の曲」特集お聴き下さいましたでしょうか?有名曲ばかりになってしまいましたが、たまにはいいかって感じでアップしてしまいました。しかしそこには入れれなかった大好きな雨の曲をもう1曲どうしてもご紹介したくて。。そう、それが伊藤銀次さん1982年リリースの名作「Baby Blue」に収録されていた♬雨のステラ です。
 銀次さんといえば、ごまのはえ〜ココナツバンク〜シュガーベイブを経てリリースした名作1stソロアルバム「Deadly Drive」(1977)での♬風になれるなら、♬こぬか雨 などを思い出しますが、この「Baby Blue」は前作に負けず劣らずの名盤であります。
伊藤銀次

前作から5年のブランクを経て、その間、佐野元春さん、沢田研二さん等のプロデュース業の経験を活かし、また師匠とも言える大滝さんからの影響なのか更にポップ色が強くなり、それらの楽曲と銀次さんの甘い歌声がとてもマッチしましたね。'80年代快進撃ともいうべき怒濤の作品ラッシュにおける最初のシングル曲がこの♬雨のステラ だったかと記憶しております。ミディアムテンポのジェントリーな曲で、チャートインこそしなかったものの、僕にとっては決して忘れられない大事な1曲となっています。
 折しも1982年といえば、先日アップしました「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」や、佐野さんの名作「SOMEDAY」のレコーディングにも参加されており、多忙を極められてた時期ですね。AOR等の洋楽的観点から見ても1980年代(特に前半)は作品も名作ラッシュ、シンセサイザーもアナログからデジタルへ移行する前後の時期で、アナログ、デジタルがいいバランスで共存していて、「いい音楽」が溢れておりました。そんな時期をリアルタイムで体感出来た事は本当にラッキーでしたし、今もなお、'80年代の音楽が自分の音楽性の基準となってますね。。
 近年ではウルフルズのプロデューサーとしてもご活躍されています。(ウルフルズの♬大阪ストラットは大滝師匠の♬Fussa Strutのカヴァーですね!)。アーティスト活動の方も現役でご活躍されていて嬉しい次第です。

♬雨のステラ  by 伊藤銀次

伊藤銀次 Baby Blue (1982)
01. BABY BLUE
02. 雨のステラ
03. TAPPIN' AND CLAPPIN'
04. プラネット・ガール (PLANET GIRL)
05. センチメンタルにやってくれ (SAME OLD SONG)
06. CONGRATULATIONS
07. ONE WAY TICKET TO THE MOON
08. そして誰のせいでもない (BECAUSE OF YOU)
09. JUST A LITTLE LOVE
10. SHADE OF SUMMER


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