6.17.2012

♬Juliette / ♬Black Sand by Kalapana

前回に引き続きカラパナです!

彼らの最高傑作だと思っているセカンドアルバム「Kalapana Ⅱ」(邦題:ワイキキの熱い砂)(1976)から、♬Julietteと♬Black Sandの2曲です。やはり♬Julietteの出来は秀逸ですね。作者であり、歌っているマッキー・フェアリーの非凡さがすでに垣間見れます。


またインスト作品である♬Black Sand、1976年当時はまだ「フュージョン」ではなく「クロスオーバー」とか呼ばれてた時代においてフュージョン色全開サウンド、いかに前衛的で幅広い音楽性を持ったバンドであったかがうかがわれます。


デビュー作からのアコースティックな部分も残しながら更にJazz,Fusion的要素を取り入れた本作はAOR好きの僕にとっては彼らの最高傑作かなあと思ってますね。この「Kalapana Ⅱ」発表後にマッキーはグループを脱退、自身のバンド「マッキー・フェアリー・バンド」として名作「Mackey Feary Band」(1979)を発表、AOR的にもちろん名盤として有名ですが、若手DJの間でもフリーソウルの側面から人気盤となっています。
Macky Feary Band (1979)


では2曲続けてどうぞ。

♬Juliette Kalapana

♬Black Sand   Kalapana




そういえばカラパナの弟分として紹介されたサマーの1st「In Malibu」(1976)もかなりカラパナしてて好きな作品でしたね。
Summer  in Malibu (1976)




Kalapana  Kalapana Ⅱ(1977)

1. Love 'Em
2. Freedom
3. (For You) I'd Chase a Rainbow
4. Way That I Want It to Be
5. Dorothy Louise
6. Play It Sing It
7. Moon and Stars
8. Black Sand
9. Lost Again
10. Wandering Stranger
11. Juliette
12. Nathen's Lament




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♬The Hurt / ♬Night Bird by Kalapana

梅雨入りしてからじめじめ蒸し暑くて不快指数が一気に急上昇中です。加えて風邪をひいて更にテンション下がり気味ですが、こういう季節になるとカラッとした夏の音楽が聴きたくなりますね。ビール片手に聴きたい曲をピックアップしていこうかと思います。


今回はハワイの老舗バンド「カラパナ」初期の名盤「Kalapana 」(邦題:ワイキキの青い空)から♬The Hurt と♬Night Birdを取り上げます。


このデビューアルバムはまだ洗練されすぎずポップでアコースティックなサウンドが魅力です。マッキ―・フェアリー(vo,g)色がまだ全開じゃない分、ハワイアン・ミュージックのテイストが感じられます。次の「Kalapana Ⅱ」(邦題:ワイキキの熱い砂)あたりから洗練されたAOR色が強く出てきますね。


マッキ―亡き後もメンバーチェンジを経て今なお一線で活躍中です。正式メンバーとなったケンジ・サノ氏のベースプレイが最高にグルービーですね!では初期の名曲を続けてどうぞ!

♬The Hurt  Kalapana


 ♬Night Bird   Kalapana

Kalapana  Kalapana (1975)
  1. Going, Going, Gone
  2. The Hurt
  3. Nightbird
  4. What Do I Do; To Be True
  5. When the Morning Comes
  6. Naturally
  7. All I Want
  8. Kona Daze
  9. You Make It Hard
  10. Everything is Love



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6.08.2012

♬Ebony Eyes / ♬Hot Love,Cold World by Bob Welch

2012年6月7日、ショッキングな訃報が届きました。元フリートウッド・マックのギタリスト、ボブ・ウェルチ氏が健康上の悩みを苦に銃で自らの命を絶たれてしまわれました。残念です。。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今回は追悼の意を表しまして、AOR的にも名盤として知られ、僕も大好きな1977年発表のソロデビューアルバム「French Kiss」から♬Ebony Eyesとアルバム中でのマイ・フェイバリットなナンバー♬Hot Love,Cold Worldを取り上げます。              

♬Ebony Eyes by Bob Welch with Stevie Nicks

♬Hot Love,Cold World by Bob Welch

改めて聴き返しますと本当にロックとポップな要素が絶妙なバランスで同居していて、すぐ口ずさめてしまうメロディラインも最高にいいですね。それにしても残念です。。R.I.P.

Bob Welch  French Kiss (1977)

1. Sentimental Lady
2. Easy To Fall
3. Hot Love, Cold World
4. Mystery Train
5. Lose My Heart
6. Outskirts
7. Ebony Eyes
8. Lose Your...
9. Carolene
10. Dancin' Eyes
11. Danchiva
12. Lose Your Heart



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6.02.2012

♬Here I Am by Norman Saleet / Air Supply

今回は、”永遠のペパーミントサウンド”でおなじみエア・サプライが1981年に全米5位の大ヒットを放った♬Here I Am ー この曲の作者であるノーマン・サリートのセルフカヴァー・ヴァージョンをピックアップします。
♬Here I Amを聴きますと、以前もこのブログのエア・サプライ♬Lost In Loveの回で書きましたが、中学生という多感だった時期のいろんな思い出を思い返してくれます。(同じクラスの片思いだった彼女は今どうしてるのでしょうか。。)
ただこれはあくまでエア・サプライのヴァージョンにまつわる思い出でして、今回の主役ノーマン・サリートのヴァージョンを耳にしたのはそれからだいぶ後、大学生時代にAOR系のレコードを買い漁っていたころに出会ったアルバム「Here I Am」を手に入れた時ですね。
ただ大学生の頃もよくよく考えてみると音楽と女の子のことしか頭に無かった様な気がします(苦笑)。。(キャンパスでみかけた彼女は今も奇麗なんでしょうか。。)要は中学生から大学生の時まで時間を経て、相手こそ違えど何一つ変わらない(成長していない)自分がそこに居たということです。。(また苦笑)

気を取り直してスイートなメロディーを聴いてみましょう。
♬Here I Am   Norman Saleet
エア・サプライのハイトーン・ヴォイスとは対象的に渋い歌い方ですね。30年程聴き続けてきたメロディーなんですが、奇麗な曲ですね〜、名曲です!このアルバム「Here I Am」は1982年というAORが充実していた時期の作品でして恐らく唯一の作品かと思います。。多分。(知識不足で、間違ってましたらすみません)(汗)
せっかくですのでエア・サプライの方と聴き比べてみましょう。。
♬Here I Am  Air Supply
やはりエア・サプライのヴァージョンは聴き慣れているせいか違和感がありません。
このように四半世紀を超えて聴き続けられる”名曲”の数々。。心の財産ですね。
Norman Saleet  Here I Am (1982)
Producer : Ted Glasser
Guitars : Davey Johnstone, Norman Saleet, Scott Shelby
Bass : Dennis Belfield, Jimmy Eppolito
Keyboards : Steve Rucker, Jaï Winding
Drums : Ed Greene
Saxophone : Joel Peskin
Strings : Jimmie Haskell, Steve Rucker
Background vocals : John Bahler, Joe Chemay, Yvonne Elliman, Jim Haas, Jon Joyce, Julia Tillman Waters, Oren Waters, Jerry Whitman & Maxine Willard Waters


1 .Let's Stop Before We Fall In Love
2 .Magic In The Air
3 .Falling In Love With You Tonight
4 .High Cost Of Lovin'
5 .Cover Girl
6 .Here I Am
7 .Lines
8 .This Time I Know It's Real
9 .Come Back Baby
10.Hang On In




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♬The Big House by Stephen Bishop

今回はスティーヴン・ビショップの♬The Big Houseをピックアップします。

 彼のデビュー作「Careless」,2ndの「Bish」に続く3rdアルバム「Red Cab To Manhattan」(1980)のトップを飾っていたナンバーです。
 Careless (1976)
Bish (1978)

一般的には名曲♬On And On、♬Save It For The Rainy Dayを含む1st「Careless」や以前、当ブログで取り上げました映画「トッツィー」の主題歌♬It Might Be Youをベストに挙げられる事が多い彼ですが、僕はいわゆるアコギ弾き語り+バンドといった”SSW然の佇まい”に更に”都会の洗練さ”が加わったこの「Red Cab To Manhattan」が好きですね。

トミー・リプーマとフュージョン界の大物、ヴァイヴ奏者のマイク・マイニエリをプロデューサーに迎え、NY系のスタジオ・ミュージシャンを中心に大勢がこぞって参加していますのでAOR的に非常に美味しい演奏を堪能できます。(ウィリー・ウィークス(b)&アンディー・ニューマーク(ds)のリズム隊が特に好きです!)

では何故僕は♬The Big Houseにとても惹かれるのか? いろいろ考えたところ、アレンジの良さは言うまでもないのですが、ある一つのコードフレーズに惹かれているのだと気づきました。

ブレイクを挟んだ直後の[A - B/A - G#m7 - D - F#m7 - E/G# - AM7・・・]の部分ですね。(今風でいう"萌え〜”という感じですか(苦笑))
ではこの部分に注意して聴いてみましょう。。(またまた苦笑)
   

Stephen Bishop  Red Cab To Manhattan  (1980)

Personnel: Stephen Bishop (vocals, guitar, acoustic guitar, electric guitar, trombone, piano, background vocals); Jeffrey Staton (vocals, guitar, background vocals); David Lasley, Art Garfunkel, Phoebe Snow (vocals, background vocals); Arnold McCutler (vocals); David Spinozza (guitar, acoustic guitar, electric guitar); Dean Parks, Eric Clapton, Sid McGinnis, John Tropea, Howard "Buzz" Feiten (guitar, electric guitar); Hugh McCracken (guitar, slide guitar); Jeff Mironov (guitar); Ed Walsh (koto); Clive Anstee (cello, strings); Don Grolnick (piano, Fender Rhodes piano, keyboards); Chris Stainton, Gary Brooker (piano, Fender Rhodes piano); Neil Larsen (piano, keyboards); Warren Bernhardt (Fender Rhodes piano, Clavinet, keyboards); Mike Mainieri (synthesizer, vocoder, vibraphone, marimba, cymbals, timpani, percussion); Chris Parker , Andy Newmark, Phil Collins, Russ Kunkel, Steve Gadd (drums); Lenny Castro (percussion); Arnold McCuller (background vocals).


  1. The Big House
  2. Don't You Worry
  3. Thief In The Night
  4. Send A Little Love My Way (Like Always)
  5. Let Her Go
  6. Little Moon
  7. The Story Of A Boy In Love
  8. Living In The Land Of Abe Lincoln
  9. Red Cab To Manhattan
  10. Sex Kittens Go To College
  11. City Girl
  12. My Clarinet




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