4.22.2012

♬Biggest Part Of Me by Ambrosia

前回の♬Wait For Meに引き続き、またまた定番シリーズです(苦笑)。今回取り上げますのは、僕の大好きなDavid Pack率いるアメリカン・ロックグループ「アンブロージア」の代表曲♬Biggest Part Of Meです。

(グループ名の「アンブロージア」はギリシャ神話に由来し、「不老不死の食物」を意味します。ちなみに「不老不死の飲み物、神が飲む酒」なんかは「ネクター(=Nectar)」、不二家ネクターもギリシャ神話からネーミングしてたのかなあ。。)

初期の2作、1st「Ambrosia」(1975)、2nd「Somewhere I'm Never Travelled」(1976)での凝ったアレンジやアラン・パーソンズがプロデュースに関わった事も影響してか、度々プログレッシブ・ロックグループという紹介をされることが多い様ですが、徐々に大層なオーケストレーションから都会的な洗練されたいわゆるAOR的なアプローチとなっていきました。
Ambrosia (1975)
Somewhere I've Never Travelled (1976)
AOR的な楽曲としましては、3rd「Life Beyond L.A.」(1978)収録、全米3位の大ヒット曲♬How Much I Feelという名曲がありました。
Life Beyond L.A. (1976)

続く4th「One Eighty」(1980)では、更にAOR色を強めた作品ではないかと思います。その「One Eighty」B面ラストの曲が今回ご紹介する♬Biggest Part Of Meでした。
♬Biggest Part Of Me    Ambrosia


デイヴィッド・パックのファルセットがグッと来ますね。またぶ厚いコーラスワークも耳ざわりがよくいい感じです。R&Bフィーリング満載のこの曲はア・カペラグループ「TAKE 6」も秀逸なカヴァーをしておりましたね。更にパック自身がソロアルバム「The Secret  Of Movin' On」(2005)でセルフカヴァーし、こちらもいい出来でした。
The Secret Of Movin' On (2005)

5th「Road Island」(1982)をリリースした後グループは活動を停止、メンバーはソロ活動へとシフトしまして、パックも満を持してAOR不朽の名盤「Anywhere You Go」(1985)を発表することになります。
Road Island (1982)

Anywhere You Go (1985)
(このアルバム収録の♬My Babyはずっと目覚ましアラームとして使わせていただいております。ホントいい曲です!)パックのソロ作品やマイケル・マクドナルド達とのコラボ作品等もまたここでご紹介できればと思います。


現在もアンブロージア名義で活動されていますが、パックが不在でして、この辺りはジェフ・リン抜きのELO同様、やはり役者不足は否めませんね。完全再結成で生で観てみたいものです。


Ambrosia    One Eighty (1980)

1. Ready
2. Shape I'm In
3. Kamikaze
4. You're The Only Woman
5. Rock N' A Hard Place
6. Livin' On My Own
7. Cryin' In The Rain
8. No Big Deal
9. Biggest Part Of Me

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