またまた、今回もバラードものを。前回が♬Livin' It Upのアコースティック・ヴァージョンでしたが、今回取り上げますのも、King Of Heartsによる♬After The Love Is Goneのアコースティック・ヴァージョンです。
♬After The Love Is Goneといえば、もはやスタンダードといっても過言ではない超有名曲でDavid Foster,Jay Graydon,Bill Champlin 3人のペンによるE,W&Fへ提供した名曲でした。
"Voice of Airplay" Tommyの歌声はAirplay時代と同じですが、バックがBruceのアコギの他、ウッドベースとハープのみといういたってシンプルな編成なので、Tommyのヴォーカルが際立つなかなか好きなアレンジです。
♬After The Love Is Goneを取り上げる以上、作曲を手がけたFosterの素晴らしいソングライティングについても少し触れたいと思います。この曲は[AメローBメローフック]という構成で出来ています。
[Aメロ]
当時、このヴァージョンは♬My Disireのシングル盤にしか収録されていませんでしたが、後にめでたくベストアルバム「No Matter What」に収録されました。(それまでは僕はシングル盤所有者でしたので優越感に浸ってたのですが。。。)
余談ですが、タイトルの♬After The Love Is Goneは、元々♬After The Love Has Goneとタイトルを付けていたのですが、一部歌詞を変えた♬After The Love Is Goneと2種類が混在してますが同じ曲です。
David Foster & Jay Graydon
その後、本家とも言えるAirplay (=David Foster,Jay Graydon,Tommy Funderburk)が唯一のアルバム「Airplay」に収録、その後Graydonのソロ作でもBill Champlinをフィーチャーしたり、FosterはピアノでKenny Gのサックスと競演とどのヴァージョンもとても聞き応えがあり秀逸な出来でした。Bill Champlin
しかし今回はあえてそれらではなくKing Of Hearts(=Bruce Gaitsch,Tommy Funderburk)のヴァージョンを選びました。疲れ気味という事で無意識にアコースティック物をチョイスしてしまうのかも知れませんね。King Of Hearts (Tommy Funderburk (vo) & Bruce Gaitsch (g))
"Voice of Airplay" Tommyの歌声はAirplay時代と同じですが、バックがBruceのアコギの他、ウッドベースとハープのみといういたってシンプルな編成なので、Tommyのヴォーカルが際立つなかなか好きなアレンジです。
♬After The Love Is Goneを取り上げる以上、作曲を手がけたFosterの素晴らしいソングライティングについても少し触れたいと思います。この曲は[AメローBメローフック]という構成で出来ています。
[Aメロ]
①For awhile, to love was all we could do
②We were young and new and our eyes were alive
③Deep inside we knew our love was true
①For awhile, we paid no mind to the past
②We knew love would last, every night - something right
④Would invite us to begin the dance
ここは、①AM7/9ーDm/AーAM7/9
②We were young and new and our eyes were alive
③Deep inside we knew our love was true
①For awhile, we paid no mind to the past
②We knew love would last, every night - something right
④Would invite us to begin the dance
ここは、①AM7/9ーDm/AーAM7/9
②C#m7・D♭7ーF#m7ーDM7
③GM7/9ーD6/E
④D6/E
といたってシンプルに。
[Bメロ]
①But something happened along the way
②What used to be happy was sad
③Something happened along the way
④And yesterday was all we had
穏やかなAメロから何やら急展開を予想させるコード進行ですね。
②What used to be happy was sad
③Something happened along the way
④And yesterday was all we had
穏やかなAメロから何やら急展開を予想させるコード進行ですね。
①DM7/9ーA/C#ーF#m7
②Bm7ーAadd9
③EM7/9ーB/D#ーG#m7
④C#m7ーBM7
[フック]
[フック]
①Oh, after the love is gone
②How could you lead me on
③And not let me stay around
①Oh,after the love is gone
②What used to be right is wrong
④Can love that was lost be found
でいよいよ問題のフックですが、僕は、頭のCm7が大きなポイントとなっていると思います。普通はここでCm7を持ってくる発想にはならないんですよね。あえてCm7を持ってくるあたりにFosterの非凡さを感じずにはいられません。しかも全然違和感無し!このCm7がトニック的な働きをしてこれをきっかけに①のFm7から②E♭7、③C#7と2度ずつ下がる転調の嵐となり④のトリッキーなブリッジ(F#ーE/F#ーCーEsus4)をはさんでAメロに戻る。。素晴らし過ぎます。
②How could you lead me on
③And not let me stay around
①Oh,after the love is gone
②What used to be right is wrong
④Can love that was lost be found
でいよいよ問題のフックですが、僕は、頭のCm7が大きなポイントとなっていると思います。普通はここでCm7を持ってくる発想にはならないんですよね。あえてCm7を持ってくるあたりにFosterの非凡さを感じずにはいられません。しかも全然違和感無し!このCm7がトニック的な働きをしてこれをきっかけに①のFm7から②E♭7、③C#7と2度ずつ下がる転調の嵐となり④のトリッキーなブリッジ(F#ーE/F#ーCーEsus4)をはさんでAメロに戻る。。素晴らし過ぎます。
①Cm7ーFm7ーB♭m
②E♭7ーG#m7
③C#7ーF#ー[G#m7 ・B♭m]
④C#7ーF#ーE/F#ーCーEsus4
(Aメロへ戻る。)
更に2番では③のF#に続いて怒濤の[G#m7 ・B♭m・BM7 ・C#m・E♭m]というものすごいパターンをはさんでCm7からFm7へ移調します!強引かと思いますがこれがまたスリリングでカッコいい!もう凄いの一言、このトリッキーなパターンが聴けただけで得した気分になりました。
(本当はこういう事を考えずにぼーっと聴くのが正しい聴き方かも知れませんが分析せずには居れない悲しい性(苦笑))
当時、このヴァージョンは♬My Disireのシングル盤にしか収録されていませんでしたが、後にめでたくベストアルバム「No Matter What」に収録されました。(それまでは僕はシングル盤所有者でしたので優越感に浸ってたのですが。。。)
余談ですが、タイトルの♬After The Love Is Goneは、元々♬After The Love Has Goneとタイトルを付けていたのですが、一部歌詞を変えた♬After The Love Is Goneと2種類が混在してますが同じ曲です。
♬After The Love Is Gone (acoustic ver.) King Of Hearts
King Of Hearts No Matter What (1997)
1. In So Many Words |
2. Land Of Dreams |
3. The Night The Angels Cried |
4. Working Man |
5. My Desire |
6. Don't Call My Name |
7. No Matter What |
8. Closer To The Edge (Remix) |
9. Stranger In A Strangers Town |
10. I Surrender All |
11. Midnight Crossing |
12. After The Love Is Gone |
13. Lovin' Arms (Live In Tokyo) |
14. Broken World (Previously Unreleased) |
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