8.03.2012

♬NOSTALGIA OF ISLAND by Tatsuro Yamashita

 いや〜、ひさびさの投稿となってしまいました(汗)。なぜこんなにも更新できなかったのかといいますと、単に本業(僕はサラリーマンなんで。。)の仕事が忙しかったのと、賛否両論が繰り広げられた、みなさんご周知の10月1日施行「改正著作権法」による影響が大きかったですね。
 一時期、You Tubeやニコニコ動画の視聴行為でさえ「改正著作権法」に抵触するのでは?という噂が広まり、もしそうであれば、当ブログのようにYou Tubeのリンクを貼付けている行為も違法じゃないの?と思い、自重していたのです。しばらくして、文化庁の見解ではどうやら「YouTube等を視聴する事自体は法に抵触する可能性が低い」との事の様で、またこうして再開させていただいた次第なのです。

 しばらくお休みした間に季節は梅雨が過ぎ去りすっかり真夏になりました。
前置きが長くなってしまいましたが、僕の好きな夏の定番アルバムの1枚「Sony Sound Image Series Pacific」(1983)から、山下達郎さんによるインスト(!)♬NOSTALGIA OF ISLANDを取り上げます。

 このアルバムは下のクレジットにありますとおりYMOの3人 ー 教授、ユキヒロさん、細野さんを始め、松任谷さん、鈴木茂さん他、日本が誇る超ビッグネームのスタジオ・ミュージシャン勢揃いのアルバムでした。そのクレジットの中でちょっと異彩を放っているなあと感じたのが達郎さんの名前を見つけた時でしたね。
 しかしよくよく考えると、達郎さんの「Spacy」など初期の作品やライブでも教授はキーボードで大活躍していましたし、達郎さんの師匠、大滝さんと細野さん、鈴木茂さんは「はっぴいえんど」のメンバーでしたので当然旧知の仲でしたでしょうから、このような企画作品に参加されても全くおかしくはなかったということなんでしょうけど。。まあ、当のご本人も「一度インスト作品を作りたかった」とコメントされてましたし、ちょうどタイミング的にもピッタリはまったのでしょうね。
 ただ達郎さんのインストはいわゆる「フュージョン」ものではなく「サーフィン〜ホットロッド」系インストに仕上げていらっしゃるのはさすがです。ほとんどの楽器パートを達郎さん一人で多重録音(一部教授のシンセはありますが)をしたというのも当時びっくりしましたが、その中でも特にギターは最高に心地よく、当時(今も)こんなサウンドメイキングができるのは達郎さん以外に思いつかないなあと感じたものでした。

中学生の時に聴いて以来、夏になると必ず聴きたくなるアルバムからの1曲でした。ではどうぞ!!

♬NOSTALGIA OF ISLAND by Tatsuro Yamashita



1.最後の楽園 (4:01) [細野晴臣]
高橋ユキヒロ, drums; 細野晴臣, bass, vibes, Korg Polyphonic, ARP Odyssey; 坂本龍一, Korg Polyphonic, ARP Odyssey, piano, percussion; 徳武弘文, guitar; 浜口茂外也, percussion
2.コーラル・リーフ (3:44) [鈴木茂]
林立夫, drums, drum synthesizer; 高水健司, bass; 鈴木茂, guitars; 浜口茂外也, percussion 坂本龍一, Fender Rhodes; 佐藤準, Oberheim Polyphonic; 羽鳥幸次, trumpet; 荒井英治, trombone; ジェイク・コンセプション, tenor saxophone; 伊集加代子グループ, back chorus; 玉野嘉久グループ, strings
3.ノアノア (4:07) [鈴木茂]
林立夫, drums; 高水健司, bass; 鈴木茂, gut guitar; 坂本龍一, Fender piano; 佐藤準, piano, Oberheim Polyphonic, ARP String Ensemble; 浜口茂外也, percussion
4.パッション・フラワー (3:31) [鈴木茂]
林立夫, drums; 高水健司, bass; 鈴木茂, guitars; 坂本龍一, piano, Grocken; 浜口茂外也, percussion, flute; 斉藤ノブ, percussion; 鈴木武久, 村田文治, 吉田憲司, trumpet; 臼井和夫, 橋爪智明, trombone; 岡田澄雄, bass trombone; 伊集加代子グループ, back chorus; 玉野嘉久グループ, strings
5.ノスタルジア・オブ・アイランド (9:33) [山下達郎]
(Part I) バード・ウインド
山下達郎, guitar, piano, drums, bass; 吉田美奈子, background vocals; 坂本龍一, Korg Polyphonic
(Part II) ウォーキング・オン・ザ・ビーチ
山下達郎, guitars, keyboards, bass, drums, vocals, hand clap;
6.エージアン・ファンタジー (6:47)
(1) 魅せられて [筒美京平, arranged by 松任谷正隆]
(2) アイランド・ガール [松任谷正隆]
松任谷正隆, Fender Rhodes, acoustic piano, Oberheim 8 Voice; 高水憲司, electric bass; 今剛, electric guitar; 村上秀一, drums; ペッカー, percussion; 東京マンドリン・アンサンブル (Concertmaster, 竹内郁子); 山田榮重, hron; トマト, strings; 松武秀樹, synthesizer programming
ジェイク・コンセプション, alto saxophone solo; 松原正樹, acoustic guitar solo
7.スラック・キー・ルンバ (2:59) [細野晴臣]
高橋ユキヒロ, drums; 細野晴臣, bass, guitars, percussion; 坂本龍一, Fender piano; 徳武弘文, electric guitar; 浜口茂外也, percussion
8.ゴナ・ゴー・トゥ・アイ・コロニー (4:42) [坂本龍一]
坂本龍一, vocals, vocoder, Fender Rhodes, Hammond organ, ARP Odyssey, Oberheim 8 voice, Prophet 5, Maxon Talking Machine; 高橋ユキヒロ, drums; 松原正樹, guitar; ペッカー, percussion; 山下達郎, background vocals
9.ニューロニアン・ネットワーク (4:01) [細野晴臣, arranged by 坂本龍一]
坂本龍一, Fender Rhodes, piano, Moog 3-C, Roland Micro Computer MC-8, Oberheim 8 voice, ARP Odyssey, Poly-Moog, ULT-Sound DS-4; 高橋ユキヒロ, snair drum; 松武秀樹, synthesizer manipulator
10.ミコノスの花嫁 (3:58) [細野晴臣]
細野晴臣, electric bass, Prophet 5, mini-moog, Korg Poluphonic; 佐藤博, electric piano, Prophet 5, mini-moog; 高橋ユキヒロ, drums; ペッカー, percussion; 椎名和夫, electric guitar
11.デイ・ブレイク (4:22) [石川鷹彦]
石川鷹彦, folk guitar; 山田英俊, Fender Rhodes, ARP Odyssey; 杉本和弥, electric bass; 島村英二, drums; 斉藤ノブ, percussion; 山川恵子, harp; トマト, strings

CREDITS (musicians) :
drums:高橋ユキヒロ (on 1,7,8,9,10)
YUKIHIRO TAKAHASHI
林立夫 (on 2,3,4)
TATSUO HAYASHI
村上秀一 (on 6)
SYUICHI MURAKAMI
島村英二 (on 11)
EIJI SIMAMURA
electric bass:細野晴臣 (on 1,7,9)
HARUOMI HOSONO
高水健司 (on 2,3,4,6)
KENJI TAKAMIZU
杉本和弥 (on 11)
KAZUYA SUGIMOTO
keyboards:細野晴臣 (on 1,9)
HARUOMI HOSONO
坂本龍一 (on 1,2,3,4,5,7,8,9, vocal on 8)
RYUICHI SAKAMOTO
佐藤準 (on 2,3)
JUN SATO
松任谷正隆 (on 6)
MASATAKA MATSUTOHYA
佐藤博 (on 10)
HIROSHI SATO
山田英俊 (on 11)
HIDEYOSHI YAMADA
guitar:徳武弘文 (on 1,7)
HIROFUMI TOKUTAKE
鈴木茂 (on 2,3,4)
SHIGERU SUZUKI
山下達郎 (on 5)
TATSURO YAMASHITA
今剛 (on 6)
TSUYOSHI KON
松原正樹 (on 8, solo on 6)
MASAKI MATSUBARA
細野晴臣 (on 7)
HARUOMI HOSONO
椎名和夫 (on 10)
KAZUO SHIINA
石川鷹彦 (on 11)
TAKAHIKO ISHIKAWA
mandlin:東京マンドリン・アンサンブル (on 6)
TOKYO MANDLIN ENSEMBLE
竹内郁子 (on 6)
IKUKO TAKEUCHI
percussion:浜口茂外也 (on 1,2,3,4,7)
MOTOYA HAMAGUCHI
斉藤ノブ (on 4,11)
NOBU SAITO
ペッカー (on 6,8,10)
PECKER
細野晴臣 (on 7)
HARUOMI HOSONO
horn section:羽鳥幸次 (trumpet on 2)
KOJI HATORI
荒井英治 (trombone on 2)
EIJI ARAI
ジェイク・コンセプション (tenor sax on 2, alto sax solo on 6)
JAKE CONCEPTION
浜口茂外也 (flute on 4)
MOTOYA HAMAGUCHI
鈴木武久 (trumpet on 4)
TAKEHISA SUZUKI
村田文治 (trumpet on 4)
FUMIHARU MURATA
吉田憲司 (trumpet on 4)
KENJI YOSHIDA
臼井和夫 (trombone on 4)
KAZUO USUI
橋爪智明 (trombone on 4)
TOMOAKI HASIZUME
岡田澄雄 (bass trombone on 4)
SUMIO OKADA
山田栄重 (french horn on 6)
YOSHISHIGE YAMADA
background vocals:伊集加代子グループ (on 2,4)
KAYOKO ISHU GROUP
吉田美奈子 (on 5)
MINAKO YOSHIDA
山下達郎 (on 8)
TATSURO YAMASHITA
strings:玉野嘉久グループ (on 2,4)
YOSHIHISA TAMANO GROUP
トマト・ストリングス (on 6,11)
TOMATO STRINGS
harp:山川恵子 (on 11)
KEIKO YAMAKAWA
synthesizer manipulator:松武秀樹 (on 9)
HIDEKI MATSUTAKE




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6.17.2012

♬Juliette / ♬Black Sand by Kalapana

前回に引き続きカラパナです!

彼らの最高傑作だと思っているセカンドアルバム「Kalapana Ⅱ」(邦題:ワイキキの熱い砂)(1976)から、♬Julietteと♬Black Sandの2曲です。やはり♬Julietteの出来は秀逸ですね。作者であり、歌っているマッキー・フェアリーの非凡さがすでに垣間見れます。


またインスト作品である♬Black Sand、1976年当時はまだ「フュージョン」ではなく「クロスオーバー」とか呼ばれてた時代においてフュージョン色全開サウンド、いかに前衛的で幅広い音楽性を持ったバンドであったかがうかがわれます。


デビュー作からのアコースティックな部分も残しながら更にJazz,Fusion的要素を取り入れた本作はAOR好きの僕にとっては彼らの最高傑作かなあと思ってますね。この「Kalapana Ⅱ」発表後にマッキーはグループを脱退、自身のバンド「マッキー・フェアリー・バンド」として名作「Mackey Feary Band」(1979)を発表、AOR的にもちろん名盤として有名ですが、若手DJの間でもフリーソウルの側面から人気盤となっています。
Macky Feary Band (1979)


では2曲続けてどうぞ。

♬Juliette Kalapana

♬Black Sand   Kalapana




そういえばカラパナの弟分として紹介されたサマーの1st「In Malibu」(1976)もかなりカラパナしてて好きな作品でしたね。
Summer  in Malibu (1976)




Kalapana  Kalapana Ⅱ(1977)

1. Love 'Em
2. Freedom
3. (For You) I'd Chase a Rainbow
4. Way That I Want It to Be
5. Dorothy Louise
6. Play It Sing It
7. Moon and Stars
8. Black Sand
9. Lost Again
10. Wandering Stranger
11. Juliette
12. Nathen's Lament




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♬The Hurt / ♬Night Bird by Kalapana

梅雨入りしてからじめじめ蒸し暑くて不快指数が一気に急上昇中です。加えて風邪をひいて更にテンション下がり気味ですが、こういう季節になるとカラッとした夏の音楽が聴きたくなりますね。ビール片手に聴きたい曲をピックアップしていこうかと思います。


今回はハワイの老舗バンド「カラパナ」初期の名盤「Kalapana 」(邦題:ワイキキの青い空)から♬The Hurt と♬Night Birdを取り上げます。


このデビューアルバムはまだ洗練されすぎずポップでアコースティックなサウンドが魅力です。マッキ―・フェアリー(vo,g)色がまだ全開じゃない分、ハワイアン・ミュージックのテイストが感じられます。次の「Kalapana Ⅱ」(邦題:ワイキキの熱い砂)あたりから洗練されたAOR色が強く出てきますね。


マッキ―亡き後もメンバーチェンジを経て今なお一線で活躍中です。正式メンバーとなったケンジ・サノ氏のベースプレイが最高にグルービーですね!では初期の名曲を続けてどうぞ!

♬The Hurt  Kalapana


 ♬Night Bird   Kalapana

Kalapana  Kalapana (1975)
  1. Going, Going, Gone
  2. The Hurt
  3. Nightbird
  4. What Do I Do; To Be True
  5. When the Morning Comes
  6. Naturally
  7. All I Want
  8. Kona Daze
  9. You Make It Hard
  10. Everything is Love



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6.08.2012

♬Ebony Eyes / ♬Hot Love,Cold World by Bob Welch

2012年6月7日、ショッキングな訃報が届きました。元フリートウッド・マックのギタリスト、ボブ・ウェルチ氏が健康上の悩みを苦に銃で自らの命を絶たれてしまわれました。残念です。。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今回は追悼の意を表しまして、AOR的にも名盤として知られ、僕も大好きな1977年発表のソロデビューアルバム「French Kiss」から♬Ebony Eyesとアルバム中でのマイ・フェイバリットなナンバー♬Hot Love,Cold Worldを取り上げます。              

♬Ebony Eyes by Bob Welch with Stevie Nicks

♬Hot Love,Cold World by Bob Welch

改めて聴き返しますと本当にロックとポップな要素が絶妙なバランスで同居していて、すぐ口ずさめてしまうメロディラインも最高にいいですね。それにしても残念です。。R.I.P.

Bob Welch  French Kiss (1977)

1. Sentimental Lady
2. Easy To Fall
3. Hot Love, Cold World
4. Mystery Train
5. Lose My Heart
6. Outskirts
7. Ebony Eyes
8. Lose Your...
9. Carolene
10. Dancin' Eyes
11. Danchiva
12. Lose Your Heart



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6.02.2012

♬Here I Am by Norman Saleet / Air Supply

今回は、”永遠のペパーミントサウンド”でおなじみエア・サプライが1981年に全米5位の大ヒットを放った♬Here I Am ー この曲の作者であるノーマン・サリートのセルフカヴァー・ヴァージョンをピックアップします。
♬Here I Amを聴きますと、以前もこのブログのエア・サプライ♬Lost In Loveの回で書きましたが、中学生という多感だった時期のいろんな思い出を思い返してくれます。(同じクラスの片思いだった彼女は今どうしてるのでしょうか。。)
ただこれはあくまでエア・サプライのヴァージョンにまつわる思い出でして、今回の主役ノーマン・サリートのヴァージョンを耳にしたのはそれからだいぶ後、大学生時代にAOR系のレコードを買い漁っていたころに出会ったアルバム「Here I Am」を手に入れた時ですね。
ただ大学生の頃もよくよく考えてみると音楽と女の子のことしか頭に無かった様な気がします(苦笑)。。(キャンパスでみかけた彼女は今も奇麗なんでしょうか。。)要は中学生から大学生の時まで時間を経て、相手こそ違えど何一つ変わらない(成長していない)自分がそこに居たということです。。(また苦笑)

気を取り直してスイートなメロディーを聴いてみましょう。
♬Here I Am   Norman Saleet
エア・サプライのハイトーン・ヴォイスとは対象的に渋い歌い方ですね。30年程聴き続けてきたメロディーなんですが、奇麗な曲ですね〜、名曲です!このアルバム「Here I Am」は1982年というAORが充実していた時期の作品でして恐らく唯一の作品かと思います。。多分。(知識不足で、間違ってましたらすみません)(汗)
せっかくですのでエア・サプライの方と聴き比べてみましょう。。
♬Here I Am  Air Supply
やはりエア・サプライのヴァージョンは聴き慣れているせいか違和感がありません。
このように四半世紀を超えて聴き続けられる”名曲”の数々。。心の財産ですね。
Norman Saleet  Here I Am (1982)
Producer : Ted Glasser
Guitars : Davey Johnstone, Norman Saleet, Scott Shelby
Bass : Dennis Belfield, Jimmy Eppolito
Keyboards : Steve Rucker, Jaï Winding
Drums : Ed Greene
Saxophone : Joel Peskin
Strings : Jimmie Haskell, Steve Rucker
Background vocals : John Bahler, Joe Chemay, Yvonne Elliman, Jim Haas, Jon Joyce, Julia Tillman Waters, Oren Waters, Jerry Whitman & Maxine Willard Waters


1 .Let's Stop Before We Fall In Love
2 .Magic In The Air
3 .Falling In Love With You Tonight
4 .High Cost Of Lovin'
5 .Cover Girl
6 .Here I Am
7 .Lines
8 .This Time I Know It's Real
9 .Come Back Baby
10.Hang On In




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♬The Big House by Stephen Bishop

今回はスティーヴン・ビショップの♬The Big Houseをピックアップします。

 彼のデビュー作「Careless」,2ndの「Bish」に続く3rdアルバム「Red Cab To Manhattan」(1980)のトップを飾っていたナンバーです。
 Careless (1976)
Bish (1978)

一般的には名曲♬On And On、♬Save It For The Rainy Dayを含む1st「Careless」や以前、当ブログで取り上げました映画「トッツィー」の主題歌♬It Might Be Youをベストに挙げられる事が多い彼ですが、僕はいわゆるアコギ弾き語り+バンドといった”SSW然の佇まい”に更に”都会の洗練さ”が加わったこの「Red Cab To Manhattan」が好きですね。

トミー・リプーマとフュージョン界の大物、ヴァイヴ奏者のマイク・マイニエリをプロデューサーに迎え、NY系のスタジオ・ミュージシャンを中心に大勢がこぞって参加していますのでAOR的に非常に美味しい演奏を堪能できます。(ウィリー・ウィークス(b)&アンディー・ニューマーク(ds)のリズム隊が特に好きです!)

では何故僕は♬The Big Houseにとても惹かれるのか? いろいろ考えたところ、アレンジの良さは言うまでもないのですが、ある一つのコードフレーズに惹かれているのだと気づきました。

ブレイクを挟んだ直後の[A - B/A - G#m7 - D - F#m7 - E/G# - AM7・・・]の部分ですね。(今風でいう"萌え〜”という感じですか(苦笑))
ではこの部分に注意して聴いてみましょう。。(またまた苦笑)
   

Stephen Bishop  Red Cab To Manhattan  (1980)

Personnel: Stephen Bishop (vocals, guitar, acoustic guitar, electric guitar, trombone, piano, background vocals); Jeffrey Staton (vocals, guitar, background vocals); David Lasley, Art Garfunkel, Phoebe Snow (vocals, background vocals); Arnold McCutler (vocals); David Spinozza (guitar, acoustic guitar, electric guitar); Dean Parks, Eric Clapton, Sid McGinnis, John Tropea, Howard "Buzz" Feiten (guitar, electric guitar); Hugh McCracken (guitar, slide guitar); Jeff Mironov (guitar); Ed Walsh (koto); Clive Anstee (cello, strings); Don Grolnick (piano, Fender Rhodes piano, keyboards); Chris Stainton, Gary Brooker (piano, Fender Rhodes piano); Neil Larsen (piano, keyboards); Warren Bernhardt (Fender Rhodes piano, Clavinet, keyboards); Mike Mainieri (synthesizer, vocoder, vibraphone, marimba, cymbals, timpani, percussion); Chris Parker , Andy Newmark, Phil Collins, Russ Kunkel, Steve Gadd (drums); Lenny Castro (percussion); Arnold McCuller (background vocals).


  1. The Big House
  2. Don't You Worry
  3. Thief In The Night
  4. Send A Little Love My Way (Like Always)
  5. Let Her Go
  6. Little Moon
  7. The Story Of A Boy In Love
  8. Living In The Land Of Abe Lincoln
  9. Red Cab To Manhattan
  10. Sex Kittens Go To College
  11. City Girl
  12. My Clarinet




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5.28.2012

♬Love Is Its Own Reward / ♬The Ending by Steve Kipner [Wire Choir Spotlight Series #2]

今回は,Jay Graydonの奏でるワイヤークワイヤーを今一度再確認する「Wire Choir Spotlight Series 」その第2弾にしていきなり核心に迫ってしまいました。(苦笑)
Jay Graydon
 といいますのも今回取り上げますのは、グレイドンのプロデュースによるSteve Kipnerの1979年リリース「Knock The Walls Down」から、♬Love Is Its Own Reward と ♬The Endingの2曲をピックアップするからなのです。多くのグレイドンファン、いやAORファンの間では、♬The Endingの後半部分、数あるグレイドンのギターソロの中でもとりわけ2分近くの長尺で弾きまくる作品として知られていますね。まあ、くどい説明はやめてとりあえず聴いてみましょう。
♬Love Is Its Own Reward  Steve Kipner

♬The Ending  Steve Kipner
いやー、いつ聴いても鳥肌もののギターソロですね!こんなフレーズよく思いつくなあ〜といつも感心させられます。主役のキプナーさんには失礼なんですが、この♬The Endingを聴く時はいつも後半のグレイドンのギターソロだけが楽しみで、歌はほとんど印象に残っていません(苦笑)。でもギターソロと重なるバックコーラス、(10ccのI'm Not In Loveみたいなコーラスですね)これはキプナーの一人多重録音によるもので、当時は結構多重録音が大変だった様です。そうとはいえ、グレイドンの存在感ばかりが目立ってしまう「Knock The Walls Down」、キプナーはこの1枚を残した後はソングライターとして大活躍、わずか2年後にはオリビア・ニュートン・ジョンに提供した♬フィジカルが大ヒットしました。
他にもジョージ・ベンソンの♬20/20、シカゴ ♬ハード・ハビット・トゥ・ブレイク、更にはウィルソン・フィリップスやクリスティーナ・アギレラ等との仕事が挙げられます。おっと忘れてはいけない。。元プレイヤー、ピーター・ベケットと組んだユニット「Think Out Loud」もありました。Mr.Misterに近いエレクトロ・ポップロック路線で、僕は大好きなユニットでした。
Think Out Loud
またの機会にThink Out Loudもこのブログでご紹介させていただきたいと思います。
Steve Kipner  Knock The Walls Down (1979)

01 - The Beginning 
(Steve Kipner & Jay Graydon)
02 - Knock The Walls Down (Steve Kipner)
03 - Lovemaker (Steve Kipner & F. Samuels)
04 - School Of Broken Hearts (Steve Kipner & Jay Graydon)
05 - War Games (Steve Kipner & R. Leigh)
06 - I've Got To Stop This Hurting You* (Steve Kipner & Tom Seufert)
07 - Love Is Its Own Reward (Steve Kipner & R. Leigh)
08 - Cryin' Out For Love (Steve Kipner & R. Leigh)
09 - Guilty (Steve Kipner & R. Leigh)
10 - The Ending (Steve Kipner & Jay Graydon)

Bonus Track 

11 - I Had To Find It Out For Myself (Steve Kipner)
12 - Love Is It Own Reward (Instrumental) (Steve Kipner & R. Leigh)


Producers : Jay Graydon

* Producers : Steve Kipner & Tom Seufert

01 - The Beginning

Synth. Strings & Guitars : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano, Rhodes & Oberheim : Michael Omartian
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Background vocals : Steve Kipner

02 - Knock The Walls Down

Acoustic Guitar : Larry Carlton
Electric Guitars : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Rhodes & Oberheim : David Foster
Synth. Strings : Michael Omartian
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Background vocals : Peter Beckett, J.C. Crowley & Steve Kipner

03 - Lovemaker

Acoustic Guitar : Larry Carlton
Electric Guitars : Jay Graydon
Bass : David Hungate 
Piano & Synth. Strings : David Foster
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Background vocals : Peter Beckett, J.C. Crowley & Steve Kipner

04 - School Of Broken Hearts

Rhythm Guitar : Dean Parks
Electric Guitars : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano, Synth. Strings & Rhodes : David Foster
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Trumpets : Gary Grant, Jerry Hey
Trombone : Bill Reichenbach
Background vocals : Bill Champlin, Venette Gloud, Tom Kelly, Bobby Kimball, Steve Kipner & Carmen Twillie

05 - War Games

Acoustic Guitar : Steve Lukather
Electric Guitar & Synth. Strings : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano : Greg Mathieson
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Background vocals : Bill Champlin, Tom Kelly, Bobby Kimball & Steve Kipner

06 - I've Got To Stop This Hurting You

Acoustic Guitar : Steve Kipner
Electric Guitar : Tom Seufert
Bass : Kenny Lee Lewis
Oberheim Synthesizers : Robbie Robinson
Piano & Synthesizers : Geoffrey Leib
Drums : Mike Lingle
Background vocals : Steve Kipner & Tom Seufert

07 - Love Is Its Own Reward

Acoustic Guitar : Larry Carlton
Electric Guitars & Synth. Strings : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano : David Foster
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Background vocals : Steve Kipner

08 - Cryin' Out For Love

Guitars : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano : Michael Omartian
Synth. Strings : Michael Omartian
Organ : Greg Mathieson
Drums : Jeff Porcaro
Percussion & Vibes : Victor Feldman
Saxophone : Don Roberts
Background vocals : Bill Champlin, Venette Gloud, Steve Kipner & Carmen Twillie

09 - Guilty

Guitars : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano & Organ : Greg Mathieson
Drums : Jeff Porcaro
Background vocals : Bill Champlin, Tom Kelly & Steve Kipner

10 - The Ending

Synth. Strings & Guitar : Jay Graydon
Bass : David Hungate
Piano, Rhodes & Oberheim : Michael Omartian
Drums : Jeff Porcaro
Percussion : Victor Feldman
Background vocals : Steve Kipner

All songs arranged by Steve Kipner & Jay Graydon
Tracks Recorded at Dawnbreaker Studios
Engineer : Joseph Bogan
Assistant Engineer : Tom Cummings
Additional Recording & Mixing at Garden Rake Studios
Engineer : Jay Graydon
2nd Engineer : Steve Kipner
Mastered at A&M Studios
Mastering Engineer : Bernie Grundman
Recorded At Redwing Studios
Engineered by Tom Seufert





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